行政書士合格までに費やした時間・費用のリアル

はじめに

はじめに私の基本スペックですが、工学部卒のこれまで法律とは全く無縁の仕事をしてきた理科系のおっさんです。

法律完全初学者が、独学を貫きました → 2年目で合格!

それは、2025年11月9日(日)、今にも雨が降りそうな寒空の夕方・・・

3時間の試験をやり終えた私は放心状態で居酒屋に駆け込ました。

まずは自分へのご褒美と、酔っぱらった勢いで自己採点してしまおうという魂胆でした。

結果

試験はそれなりに手応えがあったものの、酒の力でも借りないと正気では自己採点できませんでした。何と言ってもこの日のために1年以上いろんなものを犠牲にして全てを賭けてきたのですから。

一問採点するたびに心臓が止まる思いでした。

自己採点結果:記述抜き172点

この瞬間、合格を確信しました。記述は3問ともそれなりには書けていたので、あと8点ぐらいは余裕だろうと(これで落ちていたらカッコ悪すぎですが笑)。

合格発表は年明けの1月下旬。2ヶ月半も待たせるなんて本当に心臓に悪い残酷な時間ですよね。

合格までの勉強時間

2024年1月1日から勉強をスタートして、2025年11月9日の試験で合格しました。

費やした日数は1年10か月

勉強時間は2,750時間(1年目:1,350時間、2年目:1,400時間)

アプリで計測しながら勉強していたのでかなり正確な数値だと思います。

使用アプリはStudyPlus、これが秀逸すぎてこれ無しでは合格できなかったというくらいなので、詳しくは別で書きます。

まず時間に関しては、初年度1,350時間で試験に臨みましたが、結果は不合格。

模試では合格点取れていたのですが、本試験では通用しませんでした。角度を変えた問われ方に対応出来てなかったのです。つまり理解してなかったということを痛感しました。

今までの人生でこんなに頑張ったことなかったので、落ちた時は本当にもう悔しくて悔しくて、自分が壊れていくのが分かりました。それでも腐らずに次の日には勉強始めて翌年の試験までモチベーションを維持できたことが合格に繋がったのだと思います。

悔しさをバネにしました。

合格までの費用

私が購入した書籍は以下が全てです。

書籍(テキスト、過去問種等の市販の書籍)

No.重要度分類書籍名出版社単価
1Aテキストうかる! 行政書士 総合テキスト伊藤塾3,300
2B問題集うかる! 行政書士 総合問題集伊藤塾2,860
3特A参考書うかる!行政書士 民法・行政法 解法スキル完全マスター伊藤塾2420
4B参考書うかる!行政書士 憲法・商法・一般知識等 解法スキル完全マスター伊藤塾2420
5特A肢別問題集合格革命行政書士肢別過去問集合格革命3,850
6B判例集みんなが欲しかった!行政書士の判例集TAC3,080
7A記述対策みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集TAC1,760
8A記述対策出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集LEC1,650
9C参考書行政書士 しっかりわかる講義生中継 商法・会社法TAC1,980
10A予想模試本試験をあてるTAC直前予想模試行政書士TAC1,760
11A予想模試出る順行政書士当たる!直前予想模試LEC1,760
12A予想模試合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試合格革命1,760
13A予想模試行政書士 法改正と完全予想模試成美堂1,540
合計30,140

たぶん買った書籍は少ない方だと思います。

なるべく勉強範囲を広げないことを意識しました。手持ちの書籍すら読み込めてないのに、新しい書籍を買い足したら収拾つかなくなるのが目に見えていたので。

→結果これは大正解(まずは手持ちの書籍を徹底的にやり尽くす!買い足すのはその後!)

六法ですら別個には買わずテキスト付属のものを使い倒しました。結局全部頭に入るわけないので、重要なところだけが記載してある付属の薄い六法で十分と思います。

勝手にランク付けしました。参考になれば幸いです。

  • 特A 必須、これ無しでは合格不可能、またはおすすめ
  • A  必須
  • B  あってもなくても良かったレベル
  • C  必要なかった

※No.6)判例集、結構分厚い割には模試で出てくるようなそこそこ重要な判例が載ってなかったりします。結局ネットで調べまくることが多く、結果的にその方が身になったような気がします。

※No.9)唯一Cの商法・会社法の参考書、一見分かりやすそうなのですが、言い回しが理解しにくくて私には合いませんでした。No.4の伊藤塾の参考書が簡潔で解りやすいと思います。

公開模試(予備校の公開模試)

No.模試名費用
1LEC 公開模試(7回パック)22,000
2伊藤塾 公開模試(2回分)3,000
合計25,000

模試は必須と思います!

受けすぎるのも良くないと言われたりもしますが、私は確信を持って模試中心の学習を続けました。合格に必要なメンタルを養えるからです。

市販の模試に加え、予備校の公開模試で、自分の順位を確認しました。(予備校の公開模試は自宅でも受けられます)

年間受けた模試は50回以上(再試含む)

毎週模試やって、その日のうちに復習する。この繰り返しです。最初は辛かったですが、だんだん慣れてきて毎日でも模試できるようになってきました。最後の方は模試していないと不安になるぐらいでした。

毎週末に模試を受けると決めて、平日はそこに照準を合わせて勉強していくというルーティンです。模試はやはり自宅でも緊張するし、スコアが明確に出てくるので、結果に打ちのめされたりもします。

その本気こそがインプットの質を高めます。

インプットはアウトプットからしか得られないと私は思っています。

費用総計

  • 書籍  :30,140 円
  • 公開模試:25,000 円
  • 受験料 :20,800 円(10,400 × 2年分) 
  • 合計  :75,940 円

その他費用としては、私はスタバが主たる勉強場所だったので、毎日スタバに通った費用はこの数倍にもなると思います。でも私はスタバで勉強するのが毎日楽しみだったし、周りにも勉強している大人たちが沢山いて良い刺激を受けました。図書館は正直民度が低くて私には合いませんでした。

人それぞれ自分が集中して勉強できる場所を見つけることです。これは趙重要なので別に書きます。

まとめ

【私が行政書士に合格するために費やした時間と費用】

  • 時間:2,750 時間(1年10ヶ月)
  • 費用:75,940 円

予備校に通ったら(オンライン予備校含む)費用はこの何倍も掛かったと思います。

人によって合う合わないはあるし、予備校にも当たり外れがあると思います。

一概には言えませんが、私の場合は独学が合っていると思いました。

なぜなら自分のペースで勉強できるから。分かっている所は飛ばしたい、早く先に進んでくれ、この時間が勿体無い。と予備校の講義動画を見て思いました。それより、自分で分からないところ、苦手と思うところをYouTube等で能動的に調べたほうが断然効率的だと思いました。

自分に合った勉強法を見つけること。それが最優先かもしれません。もちろん途中修正はアリですが、方法が見つかったらあとは突き進むだけですからね!

この記事が行政書士を受験しようとしている方の参考になれば幸いです。

これからも受験生のためになるような記事を書いていきたいと思います。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です